最近何かと話題の、超急速充電を可能にしたパワーデリバリーですが、cheeroのPower Plusが3から4になり、しかもUSB-Cの入力と出力に対応したということで購入しました。
cheeroはモバイルバッテリーの先駆け?老舗?とでいいましょうか、かなり前に初めて購入したモバイルバッテリーがcheero社製でした。
cheeroは大阪の機械部品メーカーであるティ・アール・エイ㈱が立ち上げた、スマホのバッテリーやアクセサリーを販売するブランドですね。
製造は中国で行われていますが、日本のメーカーが手掛けるモバイルバッテリーです。
もくじ
cheero Power Plus 4 13400mAhの外観と付属品
本体のサイズはタテ92mmヨコ80mm厚さ23mmで、重量は約250gです。
▲Anker Power Core Fusion5000との大きさの比較です。容量が5000mAhと13400mAhの違いがある割にはコンパクトだと思います。
▲厚さの比較です。
▲左から電源ボタン・USB Type-C入出力ポート・USB Type-A出力ポート
外観でやっぱり一番目を引くのはUSB Type-Cの入出力ポートですね。「PD 18W IN/OUT」の印字が印象的です。このサイズと容量でUSB Type-Cの出力ポートを装備しているモバイルバッテリーは貴重です。
本体、本体充電用 Power Delivery 60Wまで対応のUSB Type-C to Type-C ケーブル、取扱説明書が付属しています。トラベルポーチが付属していないのは残念ですね。
注意ポイント
バッテリー本体のへの充電は、別途USB-C電源アダプタが必要です。USB-A Typeの電源アダプターでは充電できませんのでご注意ください。私はAnker PowerPort Speed 1 PD30を使用しています。
こちらの記事を参考にしてください。
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【Anker PowerPort Speed 1 PD30レビュー】iPhone Xsに急速充電できるUSB-C充電器
iPhoneを購入するとApple純正のUSB電源アダプタが付属していますよね。5WのUSB電源アダプタで ...
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cheero Power Plus 4 13400mAhは大容量で2つの機器に同時急速充電
USB Type-CとUSB Type-Aの出力ポートは、2つの機器を同時に充電することができます。また、右側のUSB Type-AポートはAUTO-IC機能で、各デバイスを接続したときに、それぞれに適した電流を感知して充電を行います。最大2.4Aの電流が流れるので、こちらのポートでも超高速とまではいかなくても、充電スピードは速いですよね。
バッテリーの残容量のインジケータのランプは4つです。
4つ点灯で76-100%、3つ点灯で51-75%、2つ点灯で26-50%、一つ点灯で6-25%、一つが点滅の場合は1-5%の残量になります。残容量を確認したいときは、電源ボタンを押すと点灯します。
注意
対応機種はiPod/iPhone、Micro USB/USB Type-Cのスマートフォン、iPad、タブレット、Micro USB/USB Type-CのWi-Fiルーターです。MacBook等のノートパソコンは充電できません。
cheero Power Plus 4 13400mAhは独自の厳しい検査基準をクリア
経済産業省のお達しで、モバイルバッテリーは平成30年2月1日付けで電気用品安全法の規制対象になっています。一年間の猶予期間があり、平成31年2月1日からは技術基準等を満たしていないPSEマークの無いモバイルバッテリーは、販売ができなくなるとのことです。
cheero Power Plus 4 13400mAhには、しっかりとPSEマークの表示があります。PSEマークには丸型と菱形がありますが、モバイルバッテリーには丸型のPSEマークを表示するそうです。
cheero Power Plus 4でiPhone Xsの充電テスト
時間の都合でiPhone Xsバッテリー残量50%からのスタートです。cheero Power Plus 4 13400mAhを先に満充電してから接続しました。もちろんUSB Type-Cポートに接続しています。ケーブルはApple USB-C to Lightningケーブルです。
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▲Plugable USB-C電圧・電流チェッカーで計測したところ、1.51Aの電流値を計測しました。
バッテリー残量50%から100%満充電の時間は80分でした。超急速充電は本物です。PD対応の充電器とケーブルを使用した場合、AppleのHPによりますと0%から50%まで30分とのことなので、0%から100%まで110分でフル充電することができます。
Anker社のUSB電源アダプターのPower Port Speed 1 PD30とほぼ同じ結果となりました。
ポイント
USB電源アダプタを使用した場合、電源タップを使用したり、壁コンセントで片方を別の機器に使用していると、充電スピードは明らかに遅くなるため、単独で充電できるバッテリータイプのPower Deliveryの方が、若干速いような気がします。
cheero Power Plus 4 13400mAhのレビューのまとめ
cheero Power Plus 4 13400mAhの特徴
- 入力・出力USB Power Delivery対応(最大18W)
- USB PD対応機器へ超急速充電
- 2台同時充電 Auto-IC機能搭載
- 本体充電 約4時間30分(PD18W対応充電アダプタ使用時
他社のモバイルバッテリーと比較しても性能は抜きに出ていますが、驚くべきは値段の安さですね。ポーチが付属していないのは残念ですが、持ち運びモバイルバッテリーの1軍入り確定です。
以上、cheero Power Plus 4 13400mAhのレビューでした。