充電して使用する機器は、長く使っているとバッテリーがヘタってくるし、接続するケーブルも断線したりします。最近調子が悪いなと感じた時、交換のタイミングを自分で判断できたら良いですよね。
また、パワーデリバリーやクイックチャージなどの急速充電技術や、モバイルバッテリーメーカー各社の急速充電技術が、実際にどれくらい機能を果たしているのか、数値として知りたくありませんか?
今回レビューするCOOWOO USB電流電圧テスター は、安価で購入できて、USBポートに接続するだけで電流値や電圧値をかんたんに確認できるアイテムです。
もくじ
COOWOO USB電流電圧テスター の外観
▲昭和の電子工作キットのような質素な箱で届きます。
▲取扱説明書には使用方法が細かく書かれています。専門的な用語もありますが、漢字を見て感覚的には理解できます。
▲COOWOO USB電流電圧テスターの大きさは、USB端子を除いた本体で約52mm×23mm×14mmです。ちょっと厚みのあるUSBメモリーという感じです。
本体にはUSB入力端子(オス)とUSB出力端子(メス)があります。また、Keyボタンが一つあり情報表示画面の切り替えなどを行います。
▲USB入力端子(オス)は両面挿し式のUSBコネクタなので、表向きでも裏向きでも抜き差しがOKです。USB出力端子(メス)は通常の片面挿し式の端子です。
▲LCM液晶ディスプレイは視認性がよく、とても見やすいディスプレイです。
COOWOO USB電流電圧テスターで計測できる内容
▲電圧と電流状況だけでなく電力や経過時間も計測することができます。また、電流量mAh(充電容量)も計算してリアルタイムで表示してくれます。
僕はそれほど詳細な情報は必要ないので、電圧値と電流値の確認程度で使用しています。
上部にあるKeyボタンでディスプレイを切り替える様を動画にしました。ただそれだけの動画です。こちらのYoutube動画をご覧ください。
画像をクリックするとYoutubeサイトが開きます。
COOWOO USB電流電圧テスターで計測してみました
全ての計測はiPhone Xsと純正Lightningケーブルをつないで計測しています。各積算値や通電時間はリセットしていない数値です。また、iPhone Xsのバッテリー残量は50%以下の状態で計測しています。残量が100%に近くなってくるとiPhone側で制御して、充電スピードはスローダウンしますので、電流値は半分以下になります。
デスクトップPCのUSB入力端子で計測しました。電流値は0.46Aという結果になりました。PCからiPhoneへの充電は遅いということが、数値ではっきり分かりました。
iPhoneに付属しているAppleのUSB充電アダプターで計測しました。電流値は1.00Aという結果になりました。以前、別の記事で計測したときはもっと低い数値でしたが、その時のiPhoneのバッテリー残量によって、iPhone側で充電スピードを制御するため、数値の違いが現れるようです。
USB急速充電器アダプターのAnker PowerPort Miniで計測しました。電流値は1.95Aとかなり高い数値の結果になりました。PowerIQの実力ですね!
モバイルバッテリーのAnker PowerCore Fusion 5000で計測しました。電流値は1.69Aでした。このモバイルバッテリーもPowerIQ1.0です。
モバイルバッテリーのAnker PowerCore II 6700で計測しました。電流値は1.64Aでした。このモバイルバッテリーもPowerIQ1.0です。
モバイルバッテリーのAnker PowerCore II Slim 10000で計測しました。電流値は1.76Aです。このモバイルバッテリーはPowerIQ2.0です。当然の結果ですが、PowerIQ1.0よりも電流値は高い結果となりました。
▲2014年に購入したAnker 40W 5ポートUSB急速充電器で計測してみました。
5年前の急速充電器です。PowerIQ1.0搭載です。古い充電器ですが電流値は1.49Aでした。Anker初期の充電器ですが、まあまあの数値ではないでしょうか。
よくAmazonのレビューを見ていると、一箇所ポートが使用できなくなったとか、二箇所使えなくなったとか、故障についてのレビューを見ますが、この充電器は大丈夫かどうか確認してみました。
端から順番に計測しましたが、どのポートもほぼ同じ電流値を計測することができました。5年前の充電器ですが、未だバリバリの現役です。
COOWOO USB電流電圧テスター レビューのまとめ
最近では何でもUSB接続で充電する機器が増えましたよね。バッテリーの持ちが悪いと、今までは感覚的なもので判断していましたが、テスターを使うことで数値的に判断することができるので、このモバイル時代、一つ持っておくと良いのでは無いでしょうか。
以上、COOWOO USB電流線圧テスターのレビューでした。