コクヨから鉛筆シャープの新製品が発売されたので購入してみました。お馴染みの鉛筆シャープと鉛筆シャープTypeSのラインナップに加え、今回発売された鉛筆シャープはTypeMとTypeMxです。この中でも大人向けの上質なデザインとうたわれている、金属グリップモデルのTypeMxのレビューです。
コクヨ 鉛筆シャープ TypeMxの外観
▲芯の太さのラインナップは0.7mm、0.9mm、1.3mmです。今回は0.7mmと1.3mmを購入しました。
ブラックのボディにクリップと口金のメタルが高級感を出しています。芯の太さを表示する中央とノックボタンの差し込み口には、それぞれのイメージカラーのクリアパーツが使用されています。中央の部分は僅かですが内部の芯タンクが見えます。軸は少し太めですね。
先端に向かって徐々に溝が狭まっていくグリップは、先端が六角形になっていてとても握りやすいです。グリップの上側は円形になっています。この六角と円形のバランスがとても良く、デザインも握り心地も好印象ですね。
▲先端から見た六角形のグリップ
低重心設計なのでペン先がぶれにくく安定した筆記ができます。
クリップは肉厚で強度がある印象です。根元に角が付けられていて、厚目の上着のポケットにもしっかり固定できます。クリップの取り付け箇所は三角の突起で補強され強度があります。
消しゴムはノックボタンの先端を回転させると現れます。太めの消しゴムなので使いやすそうですね。但し、筆記中に何度も消しゴムを出し入れするのは面倒です。指先で回転させるのはかなりストレスになります。ペンの使用時は常に出しっ放しが良いでしょうね。
オプションで専用の消しゴムも販売されています。
ペン先は筆記の時に文字が見やすいスリムな形状です。使用しない時はガイドパイプが収納されるので、落下などによるペン先の破損や、ガイドパイプによる衣服へのダメージがありません。
芯は消しゴムユニット(ノックボタン)を外して入れます。コクヨの取扱説明書には4本以上入れないで下さいと注意書きがあります。
▲消しゴムユニット(ノックボタン)は装着する位置が決まっています。この位置で差し込むとぴったり収まります。
コクヨ 鉛筆シャープ TypeMx芯の太さを比較
0.7と1.3ではこれだけ太さが違います。1.3の芯の太さには驚きですが、ガイドパイプの太さはもっと驚きです。まさしく鉛筆ですね。
▲オレンズネロ0.2と鉛筆シャープTypeMx1.3の比較
オレンズネロの0.2を所有していますので、TypeMx1.3と比較してみました。
▲笑ってしまうほどの太さの違いです。※比較するためにオレンズネロの芯を出しています。
細さの究極を目指すオレンズネロ0.2と、その真逆をいく鉛筆シャープTypeMx1.3ですね。オレンズネロは誰もが認めるシャーペンですが、筆記の滑らかさでは芯が太いTypeMxです。当たり前ですが。
この究極の二本持ちはオススメです。
コクヨ 鉛筆シャープ TypeMx レビューまとめ
普段は製図用のシャーペンを使用しているので、太軸のボディで0.7と1.3の芯の書き味はとても新鮮でした。パッケージに「鉛筆のようになめらかに書ける。」というキャッチコピーのとおり、書き心地は最高です。
えんぴつとも比較してみましたが、削ったばかりの鉛筆だと、芯が折れやすくて書きづらいじゃないですか?使っているうちに段々書きやすくなってくるんですけど、TypeMxはその小馴れた状態でずっと書き続けられる印象です。