本職は工具を使う仕事をしているのでドライバー類はいくつか所有しています。日本製のドライバーも所有していますが、仕事では主に外国製のドライバーを使用しています。PB(スイス)とWera(ドイツ)のドライバーです。
ドライバーと言えば『PB』か『Wera』かと言われるくらい多くの方々に支持されていますが、実際に使ってみると支持される所以がよく分かります。先端の精度がその辺のドライバーとは雲泥の差があります。ネジの頭の溝をナメさせてしまういことが殆どありません。※ナメるとは…ネジの頭の溝を潰してしまうこと
そんな素晴らしいPBとWeraのドライバーですが、今回はPB Swiss Toolsのスタビードライバー 8453CNのレビューです。
もくじ
PBスイスグリップスタビーインサイダー 8453CNの外観
▲グリップの大きさは、長さ約55mm(先端を除く)、太さ約35mm(一番太いところで)です。
本体カラーのレッドとグリップの形状から、ひと目でPBのドライバーだと分かります。写真からも分かるように、成形のバリなどは一切なく、レッドのスイスグリップ、金属パーツ、プラスチックパーツの組み合わせは、とても精巧に組み立てられています。
先端のビットを接続する部分には、シリアルNoが印字されています。
▲グリップには『SWISS MADE』の刻印があります。
▲PB独特のグリップ形状と材質により、手に馴染んでしっかりとホールドできます。
濡れた手やオイルが付着した手でもしっかりと掴むことができて、適度な重さもあるのでしっかりと回せます。
PBスイスグリップスタビーインサイダー 8453CNのビット
▲本体にビット6本を収納しています。
本体内にビットを収納できるドライバーは他のメーカーでも見掛けますが、このPB 8453CNのギミックは他社を寄せ付けないほど秀逸です。ドライバーの底をスライドさせると、6つのビットが収納されているのですが、このスライド感が何とも心地良いんですよね。桐のタンスの引き出しを開け閉めする感覚です。(引き出しを押し込むと、プシューと他の引き出しが出てくる感覚)これは実際に手にしてみないと分からないかもしれません。
▲6種類のビットを収納しています。
付属するビットの種類
プラス #1
プラス #2
マイナス #3
トルクス #15
トルクス #20
オルクス #25
ビット一つをとってもPBの品質の良さを感じることができます。8453CNに装着することはもちろんのこと、他のツールに装着しても、何の引っ掛かりもなくカチッと装着することができます。安物やつくりが雑なビットだと、変な引っ掛かりがあってカチッといかないんですよね。
一つ一つのビットにはNoとPBのロゴが印字されています。ビットの種類によってカラーが違うので分かりやすいです。
▲先端はマグネットになっています。
ビット自体はマグネットではありませんが、本体に装着するとマグネットになります。磁力は強いので作業中にビットが外れてしまうことはありません。スタビードライバーは狭い所で使用することが多いので、先端がマグネットになるのはとても有り難い仕様です。
▲しっかりと握れて力を入れやすいです。
PB Swiss Toolsの品質保証
印字されているシリアルNoをPBのWebサイトでチェックすると、製品の検査日を知ることができます。製品の検査日を知ったからってどうってことは無いのですが、メーカーではそれだけ一つの製品に責任を持っているということですよね。
保証については、原材料や加工上の欠陥については無期限で保証してくれます。当たり前のことですが、誤った使用や自然の摩耗は保証の対象になりません。
PBスイスグリップスタビーインサイダー 8453CNのレビューまとめ
ホームセンターで購入できるスタビードライバーに比べるとはっきり言って価格は高いですが、ネジの溝をしっかりと捉えるビットの精度はとても使いやすいです。何よりもスイスグリップのホールド感は、某日本メーカーのスタビードライバーとは全く違います。無期限のメーカー保証もあるので、長い目で見ればかえってコストパフォーマンスは高いですよね。
以上、PB スイスグリップスタビーインサイダー 8453CNのレビューでした。