Ulanzi L1 Pro レビュー

カメラ ライト

【Ulanzi L1 Pro レビュー 】改良された10m防水IP67のキューブ型LEDビデオライト

2019年6月22日

 

最近、よく目にするようになった、キューブ型のビデオライトですが、その中でもコストパフォーマンスの高さで人気だったUlanzi L1が、Ulanzi L1 Proとして新たに発売されました。見た目では大きな変更は無いように見えますが、前機種から大幅に改良されています。

Ulanzi L1 Proのレビューです。

Ulanzi L1 Pro の外観

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲ライト本体の見た目とパッケージは前機種とほとんど変わりませんが、L1の横に『Pro』が追加されています。防水性能をアピールしたデザインとなっています。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲サイズは38mm×38mm×36mmの立方体です。重量はわずか60gです。

他社の製品と比較するとダントツで小さくて軽いです。カメラやブラケットのアクセサリーシューに取り付けて使用することが多いので、コンパクトで軽いという点でもとても使いやすいです。

ライト本体はプラスチック製で価格もリーズナブルな割には、しっかりとした作りとデザインの良さもあり、チープな感じはしません。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲明るさは0.5メートルで900 LUX、1メートルで300 LUXです。4段階の調整が可能です。

LEDライトというと○○○○ルーメンとか、明るさの数値で評価されたりしますが、Ulanzi L1 proはあくまでもビデオライトなので、遠くまで照らしたり、広範囲を照らしたりということには向きません。人物だったり物だったり、暗いところで被写体を照らすには十分な明るさです。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲天面に電源スイッチがあります。長押しで点灯と消灯です。点灯中に短押しするごとに、4段階で明るさを変更することができます。

適度なクリック感があるので、スイッチの操作感はとても良い感じです。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲底面に1/4の三脚ネジ穴があります。写真の右上にはストラップを取り付けることができます。

後で紹介する付属品のコールドシューヘッドを取り付けたり、直接、三脚に取り付けることもできます。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲前機種からの変更箇所です。

Ulanzi L1は充電用のUSB端子が剥き出しになっていました。iPhoneと同じ原理のUSB端子で10m防水ということでしたが、新機種では蓋が追加されました。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲蓋と本体の密閉度は高いです。

蓋の裏にはパッキンが付いていて、USB端子をしっかりと塞ぎます。防塵・防水性能は水深10mのIP67です。また、もう一つの改良点として、USB端子がMicro USBからUSB-C端子に変更されています。

 

ココに注意

前機種のUlanzi L1のAmazonカスタマーレビューでは、水深5mくらいで水圧が掛かると、スイッチが押されてOFFになってしまうというレビューがありました。僕は実際にテストしていませんが、ダイビングでの使用を考えている方は、注意が必要かも知れません。

 

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲裏面にはロゴマークと充電ランプがあります。写真の左下の電池マークが充電ランプです。

前機種のUlanzi L1は背面がマグネットでしたが、Ulanzi L1 Proはマグネットではありません。前機種のマグネットは磁力が弱く、あまり実用的では無いと言われていたからなのか、その辺りの事情はよく分かりませんが、このモデルでは省かれています。

 

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▲充電中は緑のランプが点灯します。中国語の取扱説明書では、充電が終了すると赤が点灯するとありましたが、確認できませんでした。ずっと見張っていたわけでは無いので不明です。

 

 

Ulanzi L1 Proの付属品

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

 

Ulanzi L1 Pro付属品

Ulanzi L1 Pro 本体

ライト+フィルター

ホルダー

コールドシューアダプター

USB-C - USB-Aケーブル

ストラップ

フィルター×20枚 取扱説明書

 

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▲コールドシューアダプター装着。

 

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▲ManfrottoのPIXIクランプMCPIXIに取り付けてみました。  注意※iPhoneの向きが正しくありません。

 

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▲フィルターが20枚が専用ケースに収められています。真ん中に写っているのはライト+フィルター ホルダーです。

 

フィルターの取り付け方(どれが正解?色々試した結果)

 

取り付けテスト その1

 

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▲まず始めにライト本体とフォルダーの間にはさんでみました。普通はこれでしょう!という付け方です。

 

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▲何とかはめようとしても無理でした。

Youtube動画ではこのように取り付けている方がいましたが、実際にやってみると取り付けることができませんでした。フィルターの保護シールを剥がしても、フィルターの厚みでホルダーのツメが本体の溝にはまりませんでした。動画を見てもホルダーがしっかりとはまっていないように見えます。

 

取り付けテスト その2

 

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▲ライト本体の溝に合わせてホルダーを取り付けます。

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲一見するとフィルターの凸がフォルダーの凹にぴったりはまるように見えます。

 

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▲実際に取り付けて見ると、こんな感じでフィルターがきれいに収まりません。

このように隙間が開いていてもフィルターの役目は果たしてくれますが、あまり気持ちの良いものではありません。

 

取り付けテスト その3

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

▲このようにホルダーの切り込みに合わせて、表側に取り付けるのが正しい付け方のようです。

 

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▲横から見るとピッタリはまっています。

 

ココに注意

ホルダーの切り込みに合わせてはまっているだけです。普通に使う分には問題ありませんが、本体を強くふるとフィルターが取れてしまうことがあります。これはちょっと残念なところです。

 

モバ子
フィルターの使用は室内などに限定すれば、それなりに便利に使えそうね。屋外では紛失に注意ね。

 

 

 

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▲取り付けは微妙ですが、フィルターとしては便利に使えそうです。赤のフィルターは夜間のクワガタ取りに良さそう。

 

 

Ulanzi L1 Proの仕様

 

Ulanzi L1 Pro 仕様

  • 防塵及び防水性能はIP67です。完全防水に近い仕様です。
  • 内蔵バッテリーの容量は3.7V/1000mAhです。
  • 照度は0.5メートルで900 LUX、1メートルで300 LUXです。最大輝度で約80分の使用が可能です。(※商品紹介文では80分ですが、商品写真の説明では60分となっています。)
  • 明るさは4段階です。
  • 照射角度60度のレンズ。
  • 充電しながらの点灯が可能です。
  • サイズは38×38×36mmで重量は60gです。
  • USB-Cの充電端子。

 

 

Ulanzi L1 Proのレビューまとめ

 

Ulanzi L1 Pro レビュー

 

室内で明るさが足りないと、今まではLEDフラッシュライトを口に加えたり、片手で持ちながら撮影していたのですが、フラッシュライトだと広角に照らすことができなかったり、明るすぎたりで、使い勝手は良いとは言えませんでした。使用目的が違うので当たり前ですが。

今回、このビデオライトを購入して、やっぱり専用のライトは違うなと感じました。ビデオライトをシューに取り付ければ、カメラだけに集中できるので、使い勝手は抜群に良いです。

キューブ型の充電式LEDビデオライトが気になっている方、Ulanzi L1 Proはコストパフォーマンスが高く、質感もとても良いので、試してみる価値はあると思います。購入してみてとても気に入りました。

以上、Ulanzi L1 Proのレビューでした。

 

 

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